■つわりの時期
つわりは早い人では月経予定が7日から10日遅れた時期から起こり、妊娠11週頃まで続き、ほとんどの場合は自然と治まります。
遅い人では妊娠8週頃に始まります。
■つわりの症状
症状は酸っぱい物を食べたくなるというのが有名ですが、全ての人に当てはまるわけではありません。
主な症状は、食欲がなくなる、胸がむかつく、食べ物の臭いに敏感になる、吐き気がする、げっぷが出る、食べ物の好き嫌いの変化、めまい、倦怠感、違和感、頭痛、不眠、イライラ、唾液の分泌が多くなる(よだれを流す場合もあり)、などです。
重症になると、食事を全く受け付けなくなったり、寝込んだまま動けなくなったり、嘔吐、胆汁や血を吐くこともあります。
つわりがひどくて食事が取れないと、栄養が母体と胎児に供給されなくなるわけですから、母子ともに衰弱して非常に危険な状態になります。早めに医者から適切な処置を受けてください。
■つわりの原因
体質、内分泌の変化、精神的なものなどがあげられますが、人それぞれ違ってきます。
・体質・・・頭痛もち・乗り物酔いしやすいなど、自律神経機能が不安定な人。アレルギー体質、発育不全体質、無力性体質などの人。
・内分泌の変化・・・妊娠すると黄体ホルモンや絨毛性ゴナドトロピンというホルモンの分泌が活発になります。非妊娠時と比較して内分泌が大きく変化します。この変化を母体が調整できない時、つわりの症状が現れます。
※副腎皮質機能不全・甲状腺機能亢進など内分泌機能に、妊娠前から異常がある人は特に注意してくださいね。
・精神的なもの・・・妊娠・出産に対する恐怖、人間関係や経済的な今後の生活の不安など、精神的ストレスが原因の場合があります。繊細な人・神経質な人は特に注意をしてくださいね、とにかく妊娠期間中は精神を安定させることが大切ですよ!
※つわりは子宮外妊娠や胞状奇胎といった異常妊娠の人にも現れます。
※なかにはつわりの症状がほとんどない人もいます。(うらやましいですね!)
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