■帝王切開とは?
帝王切開は普通「腹式帝王切開」という方法が用いられます。
腹式帝王切開は、妊婦の腹部を縦または横に切開して、子宮の頸部を横に切開して胎児を取り出す方法です。分かりやすくいうと切腹ですね。
帝王切開手術に要する時間は約1時間です。
■帝王切開が行われる時
・胎児に対して妊婦の骨盤が狭い。
・高齢出産など産道が硬い。
・胎児が大き過ぎる。
・逆子で自然分娩だと危険がある。
・子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮奇形などの病気がある。
・胎児が弱りかけている。
・分娩が長引き、子宮破裂の危険や、胎児の状態が心配な時。
※予め帝王切開で産む事が決まっている場合は、38週から40週ころに手術が行われます。
※逆子の場合は、帝王切開が予定されていても、間際になって正しい姿勢になる場合があります。その場合は自然分娩での出産になることもあります。
■逆子と帝王切開
・逆子は出産間近で正常な状態に戻る場合も多々あります。まずは妊婦があせらないことが大切です。
・医師と話し合ってみて、自然分娩に挑戦して、どうしても無理な時は帝王切開に切り替える方法もあります。
・安全性を考慮して逆子の場合は最初から帝王切開で出産させる医師もいます。
・一番大切なのは「母子の安全」ということを忘れないでくださいね。
■帝王切開の費用と保険
・帝王切開や異常分娩の場合は健康保険の適用になります。(助かりますね〜)
・生命保険に加入していれば適用になる場合もありますので、加入先に確認してみてください。(帝王切開も立派な手術ですからね)
■帝王切開をすると・・・後遺症は?
母体の回復は自然分娩に比べて遅れますし、腹部に傷も残ってしまいます。(傷跡がケロイド状になってしまうこともありますが、お母さんと赤ちゃんの命のほうが大切ですからね!)
1度帝王切開をすると、次の出産の時に前回に切った部分が薄くなってしまい、子宮破裂を起こす危険性があるので、また帝王切開で産む可能性が高くなります。
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