■妊娠8ヵ月(28週から31週)
・身長・・・40センチから44センチ程度。
・体重・・・1500グラム程度。
※身長と体重はおおよその目安です。必ずしも多いから問題があるとか、少ないから問題があるという事ではありません。
■母体
・妊娠8ヵ月にもなると、母体への負担は非常に大きいものになります。バランスが悪くなり、足元が見えにくいので、転倒に注意してください。無理な行動は絶対にしないでくださいね。(周りの人のサポートは必ず必要です)
・この時期に注意しなくてはいけないのが、妊娠中毒症です。妊娠中毒症は重症になると妊婦も胎児も両者の命が危険にさらされることもあります。(妊娠7ヵ月ころからは、蛋白尿・高血圧・むくみ(浮腫)などの妊娠中毒症に注意してください!)
・腹部の皮膚が伸ばされて、皮下組織に亀裂が生じ、妊娠線ができるのもこの頃です。腹部のほかに乳房、お尻、太もも、ふくらはぎなどに妊娠線ができる人もいます。
・この時期に早産しても十分に生育は可能です。
・時々腹部に張りを感じることがありますが、子宮が収縮しているからです。強烈な張りでなければ早産の心配はありませんが、念のため医師に相談するのが良いでしょう。
■胎児
・羊水の中を自由に動き回っていた胎児の位置が安定してきます。今まで逆子であっても、胎児は頭が重いですから自然と頭が下になることが多いです。
・この時期に出産と同じく頭を下にした状態であれば、そのままの状態で安定することが多いです。逆子であっても、まだ正常な姿勢になることはあります。
・羊水の量は変わらないのに胎児は大きくなり、よく動くので胎動を感じることができるでしょう。
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