■基礎体温の変化
女性の体は月経が始まると低温になり、次の排卵の日まで続きます。排卵があると、黄体ができて黄体ホルモンを出しはじめ約2週間高温の期間が続き、その期間に受精(妊娠)しなければ黄体は衰えて、黄体ホルモンを出さなくなるので低温に戻り、また月経が始まります。
妊娠すれば、黄体はそのまま残り、黄体ホルモンを出し続けるので、高温が続くというわけです。
通常2週間で終了する高温期が3週間も続くようでしたら、妊娠の疑いがあります。
月経不順や避妊などでホルモン剤を使用していると、基礎体温が分かりにくいことがあります。黄体ホルモンがホルモン剤に含まれているため、基礎体温を上げてしまうからです。
■基礎体温を測ってみよう!
基礎体温は、最も早く確実に妊娠を知る方法の1つです。ですが、妊娠前から基礎体温を毎日測定するのは面倒なのか、行っている人は非常に少ないのが現状です。
基礎体温の高温と低温の差は0.3度程度です。(思っていたより小さくありませんか?) 一般的によく使われている家庭用の体温計では誤差が生じやすいので、基礎体温を測定するのには向いていません。基礎体温を測定するときは、専用の基礎体温計(婦人体温計)を使用しましょう。
起床したら、すぐに5分間舌の下に婦人体温計を入れて測定してください。(1分計でも3分系でも5分間測ってくださいね) 動いてしまうと体温が変化してしまいますので、寝床で測ってください。
基礎体温を測ってグラフにしても、最初の頃はよく分からないと思います。それは高低温の変化といっても0.3度程度くらいなので非常に分かりにくいからです。半年くらい続けてみると高温期と低温期の変化のパターンが分かってくると思いますよ。
基礎体温グラフに月経量なども記入しておけば、体調管理にも役立ちます!
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