■妊娠中の食事
・妊娠中の食事は胎児の食事でもあります。偏食はいけません。様々な栄養素をバランスよく食べましょう!
■摂取したい栄養素
・たんぱく質・・・母体と胎児の血液や肉を作る大切な栄養素です。
・カルシウム・・・母体と胎児の骨や歯を作ります。お母さんの歯が悪くならないためにも摂取しましょうね。
・鉄・・・母体と胎児の血液を作ります。妊娠中は血液が薄くなり貧血になりがちですし、分娩の際に出血した時、危険な状態になることも。(特に帝王切開)
・脂肪・・・人間の体を動かすエネルギー源です。動物性脂肪と植物性脂肪がありますが、摂取するなら植物性脂肪が良いでしょう。
・ビタミン類・・・各種ビタミンによって効能は違ってきますが、体の調子を整える働きがあります。例えばカルシウムを吸収する時はビタミンDが必要です。熱に弱いものもあり、調理方法にも注意が必要です。 医師の指示でビタミン剤を摂取することもあるかもしれませんが、基本的には食事から摂取するものとお考えください。
・炭水化物(糖質)・・・体温を保ち、エネルギーを貯蔵する役割があります。摂り過ぎると肥満や糖尿病の原因となり、妊娠中毒症の危険も出てきますので注意をしてください。
■妊娠中毒症予防食
・減塩、高たんぱく、低カロリーが基本になります。むくみがひどい時には水分の制限をする場合もあります。(医師と相談してくださいね)
※濃い味が好きな人でも、妊娠中は薄味に我慢してくださいね。
■便秘予防食
・妊娠中は便秘になりがちなので、食事で対策をしましょう。
・食物繊維が多い食品や、整腸作用があるヨーグルトなどで便秘対策をしましょう。
■妊娠中に控えたい食品
・加工食品、インスタント食品
・コーヒー、紅茶(カフェイン)
・お酒(アルコール)
■食べ過ぎに注意
・「妊娠したら赤ちゃんの分も含めてたくさん食べましょう」というのは、日本が貧しい時代のことです。高カロリー食品に溢れている現代では、食べ過ぎに気をつけなければなりません。
・つわりが終わると食欲が出てきます。つわりで今まで食べられなかった分の栄養を摂取しようと、変に頑張って食べるのはよくありません。
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