■妊娠1ヵ月(0から3週)
・身長・・・受精卵で0.2ミリ程度。3週末で5ミリから1センチ程度。
・体重・・・3週末で1グラム程度。
※身長と体重はおおよその目安です。必ずしも多いから問題があるとか、少ないから問題があるという事ではありません。
■母体
・妊娠していても本人が気がついてない場合が多いです。
・受精してから1ヶ月の前半は着床していないため、まだ受胎していません。
・基礎体温は排卵後に上昇したままの高温期が20日以上も続きますので、チェックしている人ならば妊娠に気がつくかもしれませんね。
・風邪に似た症状が出たり、少数ですがつわりが始まる人もいます。
・受精後の子宮壁は受精卵が着床しやすいように、柔らかく厚くなります。
※妊娠の疑いがある・妊娠だと分かった時点で、薬、喫煙、お酒、X線検査、激しい運動などは止めましょう。
■胎児
・妊娠8週までは胎児と呼ばず、胎芽(たいが)と呼びます。
・1ヶ月頃の胎芽はタツノオトシゴのような形に、大きさは5ミリから1センチで、重さも1グラム程度になります。
・受精卵は卵胞分裂を繰り返しながら、卵管を通過して子宮に向かいます。7日から11日で子宮内膜に着床します。(卵管に異常があって、受精卵が子宮に到達しにくいと子宮外妊娠になることがあります)
・子宮内膜に着床した受精卵は、絨毛(じゅうもう)という細い毛のような突起を張りめぐせながら、しっかりとくっつこうとします。これが妊娠です。
・受精卵の絨毛はどんどん子宮内膜に拡大し、発育に必要な栄養を母体から吸収します。 絨毛は後々胎盤となり、母体と胎児を結ぶ重要な役割があります。
・脳・脊髄などの神経系や、血液などの循環器系の原基(元になる組織)は、ほぼ完成しています。
・心臓は2週目には形成が完了し、3週目から動き出します。
・目と鼻の形はまだはっきりと分かりませんが、口やあごの原基はみられます。 |
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