■静脈瘤とは?
・妊娠後半期、子宮が大きくなるにつれ骨盤内の血管が圧迫され下半身の血流が悪くなってできる静脈のうっ血を静脈瘤をいいます。
・妊娠により増加した黄体ホルモンが、血管の壁の緊張を低下させるので、静脈を流れる血液の血流が悪くないり、静脈瘤が出来やすくなります。
・妊婦なら多く出来る人もいれば、あまり出来ない人もいますが、ほとんどの人に見られます。
※簡単に言うと妊娠したことにより、下半身の血液が心臓に戻りにくくなるために起こります。
※出産するとほとんどの場合は消えて無くなります。(静脈の血流が良くなるからです)
■下肢静脈瘤
・「下肢静脈瘤」は静脈瘤の中でも、最も一般的でよく聞く病名ですね。
・場所は膝下やふくらはぎの内側にできる静脈瘤を指します。症状は足の静脈がボコボコと浮き出て見えたり、こぶのようになったりします。
・ひどい時には手術をしなければなりません。
※妊娠をきっかけに下肢静脈瘤になる女性も多いです。
■静脈瘤の予防
・時々横になって足を高く上げます。(心臓より高い位置に上げるとよいでしょう)
・長時間立ちっぱなしや、正座は避けましょう。(足の血流が悪くなります)
・入浴は血流を良くしますので、効果的があります。
・静脈瘤の周辺をマッサージするのは良いのですが、静脈瘤を直接マッサージしてはいけません。出血する可能性があります。(マッサージするにしても専門家にしてもらった方が良いですよ。変にいじらないことです。)
・ガードルなど身に着けるものは、きついものは避けます。ストッキングも締め付けるタイプはよくありません。妊婦用の弾力性あるものがありますので、心身がリラックスできるものを選ぶと良いでしょう。(弾力性のあるストッキングには足のむくみを解消する効果もあります)
※くれぐれも静脈瘤を自分でいじらないで、医師に相談してくださいね。 |
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